脱毛方法には、脱毛サロンと医療脱毛がありますが、どちらが自分に合っているのか判断出来ない場合もあると思います。
実際のところ、特に理由が無ければ医療脱毛を選ぶ方が良いでしょう。
とは言え、脱毛への考え方は様々ですので、脱毛サロンという選択ももちろん有りです。
なので今回は脱毛サロンと医療脱毛の基本的な違いについて詳しく解説していきます。
脱毛効果、痛み、料金などそれぞれの特徴を比較して、自分に合った脱毛方法を選ぶ参考にしてください。
脱毛サロンと医療脱毛の違い
脱毛を考えた際、まず最初に選択しなければならないのが脱毛サロンと医療脱毛のどちらにするかです。
どちらも脱毛を行うことができますが、その方法や効果、価格帯が異なるため、自分に合った選択をすることが大切です。
ここでは、脱毛サロンと医療脱毛の違いについて解説します。
脱毛サロンとは?
脱毛サロンとは民間企業が提供する脱毛方法のことで、光脱毛とも呼ばれています。
光脱毛やレーザー脱毛といった光を用いた方法が一般的です。
施術自体はエステティシャンが行います。
脱毛効果
脱毛効果は脱毛箇所や毛量、濃さなどにより大きく差が出ます。
総合的に見て8回前後の照射は必要になってきます。
脇やVIOは比較的に効果の実感が早い箇所になってきますので、5回前後から効果が見られます。
毛の生える周期に合わせて照射する事になるので、初めは1ヶ月に1回、徐々に期間が長くなるイメージです。
なので効果を得られるまでに1年~2年程かかると言われています。
費用
全身脱毛の相場になりますが、約20万円~30万円。
プランや回数などにより費用は全く変わってきますので目安として大体このくらいだと思ってもらえれば大丈夫です。
医療脱毛とは?
医療脱毛はクリニックや病院などの、医療機関が提供する脱毛方法のことです。
強力なレーザーを使い、毛を作る組織を破壊することで効果が長期間持続するため、永久脱毛とも呼ばれています。
こちらは医師や看護師などの医療従事者が施術を行います。
脱毛効果
医療脱毛は、強力なレーザーや光を用いて、毛根に熱を加えて毛を処理します。
そのため脱毛効果が高く、永久脱毛が可能です。
また、施術前のカウンセリングや肌の状態に合わせた設定など専門的な知識と技術が必要なため、安心して施術を受けることができます。
ただし個人差があるので完全に毛がなくなるまでには複数回の施術が必要となります。
費用
全身脱毛の相場になりますが、約30万円~45万円。
こちらもプランや回数などにより費用は全く変わってきますので目安として大体このくらいだと思ってもらえれば大丈夫です。
大事なポイントをまとめてみましたので、ご参考にしてください。
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
運営 | 厚労省認可の医療機関 | 民間企業 |
施術者 | 医師、看護師 | エステティシャン |
脱毛効果 | 永久脱毛 | 減毛効果 |
痛み | ある | 多少ある |
効果を感じられる回数の目安 | 3回ほど | 5~8回ほど |
完了する回数の目安 | 5~10回ほど | 15~20回ほど |
肌トラブル | まれにある | ほぼ無い |
アフターフォロー | 医師による診察と薬の処方 | ほぼ無い |
脱毛サロンのメリット
脱毛サロンは手軽に脱毛ができるため、多くの女性に利用されています。
しかしメリットだけでなくデメリットも存在しますので、ここでは脱毛サロンのメリットとデメリットについてお話していきます。
- 痛みが少ない
- 1回の費用が安い
- 肌への負担が少ない
①痛みが少ない
サロンではパワーの弱いレーザーしか使えません。
使用出来るレーザーの出力は痛みを伴うほどでは無いので、サロンでの施術はほぼ痛みが無いと言っていいでしょう。
脇やVIOは他の部位に比べると痛みが強いですが、薄くなってくると痛みも軽減されます。
②1回の費用が安い
先ほど全身脱毛の相場を約20万円~30万円と書きましたが、サロンはコースになってる事が多く、1回あたりの施術費用は安くなります。
割引キャンペーンや乗り換えキャンペーンなどを行ってるサロンがたくさんありますので、上手に活用することにより、さらに費用を抑える事が可能です。
③肌への負担が少ない
脱毛サロンで使用される光脱毛機器は、肌にダメージを与えることなく、毛根に熱を与えて処理することができます。
この光脱毛機器は肌に浸透する光の波長を調整することができるため、毛根に熱を与えるだけで周囲の肌組織には熱ダメージを与えることがありません。
なので肌への負担はほとんどなく、敏感肌の方や肌が弱い方も照射することが出来ます。
脱毛サロンのデメリット
では次に脱毛サロンのデメリットについて説明します!
- 効果が現れるまでに時間がかかる
- 予約が取りづらい
- 肌トラブルがあった際は医療機関への受診が必要
①効果が現れるまでに時間がかかる
先ほどから何度も言ってるように、サロンで使うレーザーは弱く、減毛効果が期待出来るという物なので効果が出るまで、少し時間がかかります。
②予約が取りづらい
脱毛サロンは比較的安価な料金で施術を提供しているため、多くの人々に利用される傾向があります。
そのため予約が取りづらくなることがあるので注意しましょう。
また特定の季節やイベント前には混雑するので、更に予約が取りづらくなることがあります。
半年先の予約も取れない状態のサロンがたくさん存在しますので、契約する際には必ずチェックしましょう!
③肌トラブルがあった際は医療機関への受診が必要
医師が在籍していないサロンでは、施術後に何かトラブルが起きた時、医療行為にあたる処置が出来ません。
なので専門医や皮膚科に相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。
脱毛サロンによっては、肌トラブルに対する保証制度を設けている場合もありますので、契約書やホームページなどを確認してみると良いでしょう。
医療脱毛のメリット
医療脱毛は専門医師による脱毛施術で、高い脱毛効果が期待できます。
しかし施術費用が高額であることや、痛みや肌トラブルが起こる可能性があることなど、デメリットもあります。
ここでは医療脱毛のメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。
- 効果が高い
- 回数が少なく、永久脱毛が出来る
- 安心安全に施術が受けられる
①効果が高い
こちらも最初に説明した通り、医療脱毛で使用するレーザーはとても強力なので、効果が高く実感出来るまでも比較的早いのでモチベーションも保ちやすいです。
②回数が少なく、永久脱毛が出来る
1回の施術で高い効果が得られる医療脱毛は、5回程度で脱毛が完了してしまう事も多くあります。
そして毛根を破壊することにより、永久脱毛が可能です。
③安心安全に施術が受けられる
医師や看護師といった専門家が行うため、脱毛サロンよりもより高い安全性が確保されていると言っていいでしょう。
また専門家によるカウンセリングが受けられるので、個人に合わせた最適な治療計画が立てられ、リスクを最小限に抑えた治療が可能です。
脱毛効果を最大限に高めながら、肌への負担を最小限に抑える事が出来ます。
医療脱毛のデメリット
- 痛みが強い
- 費用が高い
- 副作用が出る可能性がある
①痛みが強い
針で刺されたような、ゴムで強くはじかれたような痛みがあります。
痛いけど我慢できる程度の痛みで、3回目くらいから少しずつ軽減されます。
多くの人が「痛いけど我慢できる程度」と答えています。
ですが、麻酔を使う事も可能なので不安な場合は相談してみてください。
②費用が高い
全身脱毛の相場は約30万円~45万円と高額です。
クリニックによっては麻酔代やシェービング代などの追加料金がかかる場合もありますので、しっかりチェックしましょう。
③副作用が出る可能性がある
まれに下記のような副作用が出る事があります。
- 毛嚢炎
- 火傷
- 色素沈着
炎症やかゆみ、腫れ、赤みなどは数日で治まりますが、重度の副作用や持続的な症状がある場合は医療機関を受診し医師の指示に従って適切な治療を受けましょう。
副作用が出ないように施術前に医療スタッフと十分な相談を行い、施術前後のケアをしっかりと行うことが重要になってきます。
希望や状況に合わせて選択することが重要だけど、圧倒的に医療脱毛の方が良い。
先に書いたように、特に理由が無ければ医療脱毛をオススメします。
脱毛をどこか1カ所始めると、ムダ毛処理から解放される楽さ、衛生面、他の部位の毛が異常に気になり全身やりたくなるものです。
そうなると実際にかかるコストは脱毛サロンの方が回数が増えていくためコスパ悪し。
痛みにどうしても不安がある方や、「毛が多少薄くなればそれで良い」という方は脱毛サロンの方が良いかもしれません。
ここは脱毛への考え方によって選択が変わってくるところだと思います。
自分がどうなりたいか、どこまでキレイになりたいかをしっかり考えて、検討してみてください。